はじめに
仕事で要件定義を行ううえで、基本がわかっていないと感じたため、基礎の習得を行うために、 以下の書籍を読みました。
なぜこの書籍を読んだか?
- 改めて基礎を勉強するために、初心者向けに良さそうな本がこれだと感じた
本記事と本書の対象読者
- 要件定義がよくわからない人
- 要件定義をあまり行ったことがない人
- 要件定義を行う上でうまく進められない人
- 開発会社にシステム開発を依頼する人(どんな要件を出せばスムーズに開発してもらえるかを理解するためにも使える)
要件定義とは?
「要件」を「定義」することです。
もう少し具体的な説明をすると、要件=注文となり、システムを作って欲しい人が作る人にリクエストを出すこと、です。 料理を例に挙げると、目玉焼きを作ってほしいというリクエストがあれば、「目玉焼き」が要件になります。 であれば、定義とは?となりますが、明確に定める→定義する ということです。
ただ、これだけでは依頼側の都合のみがまとめられたものとなり、依頼側の都合をとりまとめた上で、 予算が足りない、実力が足りない、時間が足りないなど、依頼を受ける側の事情を考えていく必要があります。 そこで、依頼側のリクエストだけではなく、双方の合意事項をまとめたもの、これが要件となります。
要件定義の主な流れ
要望を出す(こう言うことをしたい、と言う願望など)
要望を要求にする(要望を言葉や書面に書き起こす)
要求を検討する(受ける側ができるできないなどを検討する。できない場合は代替案を検討し、提案したのち、合意から要件へまとめる)
この本がおすすめな理由
言語や技術など、特定の分野の内容や、ドキュメントの詳細な書き方などは省き、 汎用性の高い要件定義の進め方として読むことができると感じました。
工程の進め方を日常生活の行動に置き換えて説明しているため、内容を理解しやすいことと 使われているフレーズや一般的な表現となっており、専門用語をできる限り省いているため、 初心者などで業界特有の知識があまりない人でも読みやすい点もおすすめポイントです。
要件定義についてもっと深く理解したい方は、この本を読んで概要を掴み、もう少し深掘りした書籍を読むことをお勧めします。
この本を読んで、学んだことから実践したいこと
- 現在作りたいアプリがあるため、そのアプリの要件定義を、この本をもとに行おうと考えています。